家族の健康を守ろうシリーズ
<社友会ホームページへの寄稿>
白波瀬泰史
皆さんこんにちは、2013年定年を迎え、現在、シニア嘱託としてUB-PEの開発部門で尿バイオマーカーの探索・開発を行っています。当初は尿バイオマーカーでスタートしたのですが腎臓病は疾患の最終結果で、その前段階には免疫異常、生活習慣病、感染が発症要因となっています。これらはすべて炎症を伴い、急性炎症から慢性炎症を引き起こし、腎臓病だけでなく動脈硬化症、自己免疫疾患、ガン化の原因となっています。また、最近では炎症性老化という言葉を聞くようになりました。慢性炎症を放置しておくと老化が早まるだけでなく、動脈硬化症、ガンのリスクが高くなるために健康長寿が脅かされるわけです。業務上こうした情報に接する機会が多く、得られたこれらの知見をできるだけ多くの人に共有することで健康に貢献できないかと考えていました。今回、社友会のホームページで情報提供できる機会をいただきました。できるだけやさしく書きたいと思います。皆さんと皆さんの家族の健康に少しでもお役に立てればと思います。
以下の4回のシリーズに分けて収載したいと思います。「老化」を最後にしたのでアンチエイジングのサプリメントの話が一年先になってしまうので、現在私が飲んでいるサプリメントを以下に紹介しておきます。この4回の中で取り上げますので皆さんの健康維持の参考にしてください。
<家族の健康を守ろうシリーズ>
1. 腸内細菌叢
2. 口内細菌(歯肉炎/歯周病)
3. 上喉咽頭炎
4. 動脈硬化と老化
<私の飲んでるサプリメント>
1. リスベラトロール(レスベラトロール)→長寿遺伝子活性化(NHKスペシャルでも紹介済み)
2. ビタミンD3→Ca吸収、腎保護、免疫など多彩、DではなくD3が重要です。
3. 亜鉛→日本の土壌に亜鉛が少ないので野菜を食べても1日必要量に達しない。鉄のような再吸収メカニズムが無い。特に精液は高濃度なので男性は不足しやすい。
4. Fish 0il(ω3脂肪酸)→抗炎症だけでなく動脈硬化を改善する可能性も分かってきた。特に鮭由来Fisf oilを購入してください。鮭の色素であるアスターキサンチンの効能も大きいです。富士フィルムは皮膚の老化防止として化粧品にも使用しています。コストコを利用している人は300粒1500円と安価に購入できます。